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【銘柄分析備忘録】日東紡績(3110)3Q決算発表 特損計上もスペシャルガラス新溶融炉計画

こんにちは。わんわん主任です。

今回は日東紡績の3Q決算発表です。

 

3110 日東紡績

2月5日 分析日株価 5,170円

時価総額:2,065億円

業種:ガラス・土石

ガラス繊維活用の産業資材で世界有数。建材、ヘルスケア、メディカル事業など多角化

 

2月5日に3Qの決算を発表。

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出典 Kabutan

通期の連結最終利益を従来予想の100億円から65億円に35.0%下方修正した。

売上高、営業益ともに前年同期比を下回ったが下方修正の大きな要因は構造改革に伴う特別損失の計上。

 

2月5日付で原糸事業からの撤退及び芯地事業の再構築を決定。

原糸事業においては、製販子会社のニットーボー新潟株式会社を2022年3月末解散し清算する予定。

芯地事業は、日東紡本体から事業を切り離し、新子会社を2021年4月に設立し、7月1日より事業運営を開始する予定。

 

あわせて、グラスファイバー事業部門、複合材事業の構造改革を実施。

日東紡福島工場の複合材の生産設備を縮小し、富士ファイバーグラス株式会社の生産体制を拡充する。

日東紡福島工場の複合材設備縮小後はスペシャルガラスの新溶融炉を複数立ち上げる計画をしている。

 

この構造改革の実施に係る費用として

2021年3月期第3四半期決算に繊維事業に係る約8億円及び複合材事業に係る約24億円の合計約32億円を事業構造改善費用に計上。

第4四半期には事業構造改革の推進により約8億円の特別損失を計上予定となっている。

 

下方修正となったが、これは儲からないところから儲かっているところに集中しまっせということなので長期的にはよい流れになるのではないかと考えます。

 

5G需要の高まりとともにスペシャルガラス(低誘導特性)需要は増加。

インフラ機器に加えエッジ機器にも展開し、半導体パッケージ向けにもスペシャルガラス(低熱膨張特性)及び超極薄の需要が増加しています。

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参考 日東紡績株式会社

2025年に向けて5G関連は大きく伸びることが予測さえています。

短期的に見れば、下値を切り上げつつ上昇してきてはいたのですが、2月6日以降は一時的に株価が下落することが予想されます。

PTSでは6%ぐらい下落しています。

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出典 Kabutan

せっかく、上昇してきていたのに。。。ホルダーです。

 

日東紡績

 売上高:857億円→予785億円(-8.4%

 経常益:82.0億円→予54.0億円(-34.2%

 最終益:57.7億円→予65.0億円(+12.6%

 EPS(1株当たり利益):148.7円→予167.5円(+12.6%

 配当:予45.0円  利回り:0.87%  配当性向:26.8%

 PER(株価収益率)  :30.9倍

 PBR(株価純資産倍率):2.07倍

 売上営業利益率:9.52%→予7.01%

 ROE(自己資本利益率):6.29%→6.70

 ROA(総資産利益率) :3.56→予3.48

 移動平均乖離率:7.93

 自己資本率:52.0%

 余剰金:616億円 

 有利子負債倍率:0.48倍

 

一時的には調整局面をむかえると考えますが、選択と集中する方向は間違っていないと考えます。

配当性向も将来的には35%を目指すと表明しているので、今後の事業の成長、配当を考えると下がったところで拾い、長期で保有する分にはよい銘柄ではないでしょうか。

 

短期的には様子見ですね🐶

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