【銘柄分析備忘録】オーケストラ(6533) 高成長続く。
犬好き投資初心者の銘柄分析備忘録
6533 オーケストラ
12月6日 分析日株価 2,642円
*前回分析時(8月13日)1,724円
時価総額:242億円
業種:サービス業
運用型広告・SEOコンサルなどデジタルマーケティング事業やアプリ開発。個人向け進出。
売上高:93.4億円→予113億円(+21.0%)
経常益:5.3億円→予6.0億円(+12.4%)
最終益:2.7億円→予3.7億円(+35.0%)
EPS(1株当たり利益):31.6円→予40.4円(+27.8%)
配当:予7.0円 利回り:0.26% 配当性向:17.3%
PER(株価収益率) :65.4倍
PBR(株価純資産倍率):14.20倍
売上営業利益率:5.64%→予5.31%⤵
ROE(自己資本利益率):22.26→予21.71⤵
ROA(総資産利益率) :8.48→予8.74⤴
移動平均乖離率:10.13
自己資本率:40.3%
余剰金:17.0億円
有利子負債倍率:0.53
株主優待:なし
財務 ▲ 自己資本比率まずまず、余剰金増加傾向、有利子負債少ないも若干増加傾向。
チャート〇 コロナ後から調整を繰り返し上昇。直近はボリンジャーバンド3σタッチし下落。
第3四半期連結累計期間は売上高(前年同期比+26.4%)、営業利益(同+26.0%)、経常利益(同+22.7%)、純利益(同+31.9%)と絶好調。
3Qは人材投資、オフィス増床等による販管費増により利益の伸びは少ないが売上高はしっかりと成長。
事業内容は大きく3つ
①デジタルトランスフォーメーション事業
②デジタルマーケティング事業
③その他事業(占いアプリを主力としたプラットフォーム事業、タレントマネジメントシステム、M&Aプラットフォームなどに取り組む。
①デジタルトランスフォーメーション事業
第3四半期連結累計期間における売上高は、452,493千円(前年同期比+37.8%)、セグメン
ト利益(営業利益)は317,068千円(前年同期比+13.8%)と好調続く。
IT人材不足は今後ますます深刻化すると予測(2030年には約45万人の不足)され、国内パブリッククラウドサービス市場は益々成長が見込まれる(2024年の市場規模は2019年比2.4倍の2兆644億円)ため、今後も大きく成長が見込まれる。
②デジタルマーケティング事業
第3四半期連結累計期間における売上高は5,692,636千円(前年同期比+21.1%)、セグメント利益(営業利益)は836,010千円(前年同期比+30.7%)とこちらも好調。
2019年のインターネット広告市場は2兆1,048億円(前年対比+19.7%成長)し(ちなみにTV広告費は1兆8612億円(前年対比ー2.7%)に強みのある運用型広告は前年比+15.2%成長となっている。
インターネット広告市場は今後も拡大が見込まれるため、オーケストラにとってはよい流れです。
TVと違い中小事業者が広告を出しやすいんですかね。
③その他事業
第3四半期連結累計期間の売上高は361,990千円(前年同期比+29.4%)、セグメント利益
(営業利益)は27,950千円(前年同期比+129.3%)
積極的な新規事業を展開中。
オーケストラの成長戦略はM&Aを積極活用であり、技術トレンドを適切に捉え、先端IT人材を有する企業を中心にデジタルトランスフォーメーション事業に係るM&Aを実施する予定としている。
オーケストラは事業内容がトレンドとマッチしているため、今後も成長が見込まれる企業でないかと考えます。
特に売上高に比べて市場の成長規模がはるかに大きいため大きく成長できる余地があります。
時価総額もまだまだ小さいため、目をつけておくには面白い企業と考えます。