【銘柄分析備忘録】バイセル(7685)決算発表 7期連続最高益
こんにちは。わんわん主任です。
今回は2月12日に決算発表したバイセルです。
好決算&今期予想を大幅成長を出しており注目です。
7685 バイセル
2月12日 分析日株価 2,991円
時価総額:419億円
業種:卸売業
出張買取を中心に多様なリユース商材の買取や販売。鎌倉新書と提携。
木村佳乃さんをイメージキャラクターに起用したCMで同じみです。
0120-ハナハナハナ(878787)です。
2月12日に4Q決算、本決算、今期見通しを発表。
3QからV時回復していましたが、4Qも売上高、営業益とも前年同期比を大きくブレイク。
素晴らしい決算を出してきました。
2020年12月期はEPSがマイナスとなりましたが、1Q、2Qがコロナウイルスの影響を大きく受けたにも関わらず、前期を売上高、営業益共に15%前後の成長を確保し、7期連続の最高益を達成。
*2020年10月に株式会社タイムレスを子会社化。
併せて、2021年12月期の見通しを発表。
売上高+71.7%増、営業益+63.2%増、EPS+3.3倍
と大幅成長の見通しを発表してきました。素晴らしいです。
出張訪問買取事業の伸長と子会社化したタイムレスの通期での業績寄与を想定しています。
現在のチャートは、上場後にコロナウイルスの影響で一度下落するも、業績の回復とともに大きく伸びてきています。
今回の決算発表により、まずは12月17日の3,475円をブレイクできるか注目です。ここをブレイクすれば株価の伸びが面白そうです。
バイセル事業概要
ご存じの方も多いかとは思いますが、バイセルは不要品を買取り、販売する、リユースサービスとなっています。
買取事業は着物・切手などの高価格帯商材を中心にサービスを展開しており、特に無料出張査定という手軽さが好評となっており、月間20,000件を超える査定依頼があります。
販売事業では、自社ECサイト「バイセルオンライン」や「バイセルブランシェ」やECモール「楽天市場」、「ヤフオク!」を通じて、着物、ブランド品、毛皮、ジュエリー、時計などの商品を販売。リユース着物では業界最大級となる月間約20,000点以上の商品を出品しています。
また、全国の百貨店にて催事による対面販売も実施。
メインターゲットは40代以上の女性としており、その層から人気が高い木村佳乃さんをメインキャラクターに起用。
バイセルの「出張訪問買取」サービス認知度を向上させています。
これまでは、toBの割合が大半でしたがtoCの割合を増やし、利益率の向上を図っています。
買取店舗の出店強化として都市圏を中心に店舗出店を強化しています。
これにより、出張買取サービスの認知度向上を図っています。
リユース業界
リユース業界は、「メルカリ」等のフリマアプリや、「ヤフオク!」のインターネットオークションなどの普及に伴い、消費者にとってリユース品を売買しやすい環境が広がっています。
市場規模は拡大しており、2018年において顕在化しているリユース市場規模は約2.2兆円とされ、2025年には3.3兆円規模に拡大すると予測されています。
また、潜在的なリユース市場規模を示す、自宅内の1年以上利用されていない不用品(かくれ資産)の日本における総額は2018年時点で37兆円!と推測されおり、かくれ資産として今後追加されることになる過去1年間に不要となった品物の規模も7兆6,000億円と試算されており、リユースの潜在市場規模はより大きなものと考えられています。
私も1年以上使用していない衣類や物がたくさんある状況となっており、少しずつ処分はしているのでが物をため込んでしまっています。
私みたいな物をため込んでしまう習慣がある人が、不要な物は早くリユース出すという意識になれば、リユース市場の回転率が大きく向上しそうです🐶
大量生産大量消費から徐々に変化してきているので、リユース業界は今以上に注目されるのではないでしょうか🐩
バイセル
売上高:147億円→予253億円(+71.7%)
経常益:9.2億円→予15.5億円(+68.3)
最終益:5.7億円→予9.6億円(+70.1%)
EPS(1株当たり利益):20.6円→予68.6円(+3.3倍)
配当:予12.0円 利回り:0.40% 配当性向:17.4%
PER(株価収益率) :43.6倍
PBR(株価純資産倍率):12.96倍
売上営業利益率:6.56%→予6.23%
ROE(自己資本利益率):20.58%→予29.72
ROA(総資産利益率) :8.41→予10.87
移動平均乖離率:5.28
自己資本率:36.6%
余剰金:15.9億円
有利子負債倍率:1.10倍