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【銘柄分析備忘録】ニチコン(6996)EV,5G関連

犬好き投資初心者の銘柄分析備忘録

 

6996 ニチコン

12月16日 分析日株価 1,241円

時価総額:968億円

業種:電気機器

世界有数のコンデンサーメーカー。アルミ電解が柱。EVや家庭用蓄電システムなど積極化。

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出典 Kabutan

決算発表はネガティブもEV関連銘柄として資金が集まる。

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出典 Kabutan

2Qも減収減益となる。利益が大幅に悪化も今後の業績は上向きか。

 

 

ニチコンはIoTやAI、5Gなど、新たなキーテクノロジーの進展、低炭素社会やポストコロナ時代へ向けたパラダイムシフトの動きによって急速に変化する重点4市場「エネルギー・環境・医療機器」「自動車・車両関連機器」「白物家電・産業用インバータ機器」「情報通信機器」に引き続き注力した。

 

主力のコンデンサ事業は

情報通信機器向け(5G機器やPC、データセンター)の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサが伸長、また車載関連器向けアルミ電解コンデンサの需要が回復している。
また、EV・HV向け機器用フィルムコンデンサが中国宿遷工場での生産拡大など成長への施策を実行。

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EV・HV・PHV用フィルムコンデンサ

経営の新たな柱であるNECST(Nichicon Energy Control System Technology)事業にいては


 ①FIT(太陽光発電固定価格買取制度)期間終了による自家消費の広がり各種家庭用蓄電システムの拡販
 ②自然災害への備え、BCP対策からの関心の高まり
 V2H※(系統連系)「EVパワー・ステーション®」(定置型)および V2L「パワー・ムーバー®」(可搬型)の拡販
 ※V2H:Vehicle to Homeの略 EV/PHVから電力を取り出し、家庭の電力として使用できる仕組み
 ③カーボンニュートラルへ向けた貢献
 再生可能エネルギー + EVへの充放電技術を活用したニチコン独自のシステム提案の強化
 ④高度医療分野への取組み
 応用製品 医療用加速器電源の拡販

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家庭用蓄電システム市場の広がり

電気自動車本体だけではなく、EVパワー・ステーション、家庭用蓄電システムにも取り組んでいるため、今後大きく成長が期待できます。

 

配当性向は高めですが配当もそこそこあるため長期保有で楽しめる銘柄ではないでしょうか。


売上高:1,196億円→予1,200億円(+0.3%

経常益:36.2億円→予32.0億円(-11.6%

最終益:28.1億円→予25.0億円(-11.1%

EPS(1株当たり利益):40.6円→予36.5円(-10.1%

配当:予25.0円  利回り:2.01%  配当性向:68.4%

PER(株価収益率)  :34.0倍

PBR(株価純資産倍率):1.06倍

売上営業利益率:2.13%→予2.00%⤵

ROE(自己資本利益率):3.63%→3.12⤵

ROA(総資産利益率) :2.01→予1.76⤵

移動平均乖離率:12.79

自己資本率:56.4%

余剰金:486億円 

有利子負債倍率:0.31

株主優待:なし

 
成長性 〇 3か月決算落ち込んでいるが今後のトレンドにのれる事業を保有している。

収益性 △ 売上営業利益少ない、ROEROA低い。今後の改善に期待

財務  ▲ 自己資本比率良好、余剰金増加横ばい、有利子負債横ばい。

チャート〇 10月中旬から株価上昇。

 

 

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